髭(HiGE)@金沢AZ

2年ぶりに髭ちゃんのライブを見てきましたー。金沢では初めての髭ちゃんのライブだぜ。
金沢では、彼らが初めて足を踏み入れた場所だとは思えないほどの熱気が会場を包んでいた。


簡単なライブの感想は以下です。




(以下続き)



開演と同時にステージに立ったメンバーは、いきなり大音量でひたすら鳴らしやがった。
お陰で鼓膜がじんじん響く大音量の中、更に須藤が「イエェーーッッ」と何回も何回もシャウトを繰り返すだけ、
という奇天烈な始まり方だったから、「初めての地でこんなかましてて大丈夫?」と、ひやひやさせられた(笑)


しかし一曲目「寄生虫」から、いきなり狂ったように踊りまくったオーディエンス達の姿を見て、
そんなひやひやはふっとんだ。
「お前らを待ってたんだぜ!!」ってオーラが全開でとにかく圧巻。
これが初めての地での初めてのライブかよ、、、
と金沢オーディエンスの迫力に度肝を抜かれてしまった。


それは須藤自身も感じていた様で、
「君たちに初めて会ったようにはとても思えないんだ。」
とこの後のMCで、何度も繰り返していた。


序盤は新アルバムから順次、曲達が披露されていった。
2年ぶりのライブに感じたことは、「縦ノリな曲が増えたなぁ」、ということ。
今や髭ちゃんは大人気のようでそれは嬉しいけど、その少し寂しい気持ちを抱いたりもした。



新曲がある程度披露され尽くし、中盤に差し掛かり、須藤のMCが多くなった。
そして聞き覚えのあるイントロが流れた瞬間、
アドレナリンがぶわっと増えたのが分かった。「ダーティな世界」!!


会場は妖艶でカオスな空間に満ちていった。
何回も聴いているはずなのに、やめられなくなるあの感覚はすごいよね(笑)
「ダーティな世界」を境に、徐々に記憶が曖昧になってゆく。。。
すっかりとあっちの世界へ連れて逝かれちまったみたいだ。


その後、「黒にそめろ」「ロックロールと五人の囚人」「ボニー&クライド」など、
シングル曲の連続が続いたのだけれども、髭のライブから離れていた2年の間に、
こんなにもライブに必至なたくさんのキラーチューンが生まれていたのか。


すっかりゴキゲンで、ギターをちょくちょくミスっていた須藤は、奇天烈なMCを繰り返した。
「君たち最高だよ、本当に僕ら初めて出会ったのかな?」
「俺たちと君たちはもう3回も逝っちゃったんだよ!」
「後の方の君たちのこと、(指さして)大好きだよ!!
 僕もよくライブに行くけと、自分を出さなくて、素直に踊らないんだ。
 でも、そんな君たちのことが、大好きだよ!!!」


髭のサウンドにも、須藤のMCにも、会場は最高潮だった。
それから、いったん本編が終わった。メンバーが裏へはけ、会場は真っ暗となった会場からは、
アンコールの手拍子が始まった。


ほどなくフィリポ、斉藤、宮川の3人が登場。
宮川は背筋をたて深くなぜか深く一礼(笑)
そしてスピーカーに乗り上げ、天井に片手をつけて「もっと来いよ」ジェスチャー。な、なつかしい!!


程なく3人のセッションが始まった。「白い薔薇は白い薔薇であるように」。
セッションの中、続いて須藤とコテイスイが登場。なぜかトイレットペーパーでぐるぐる巻きのにされている須藤‥。
「ミイラが出たぞ」とコテイスイ。寒すぎる!!!


あいかわらずやりまくりな白い薔薇に笑ったけど、
やっぱり凄い破壊力。さらに曖昧になってゆく記憶。
続いて最高に大好きな「王様はロバのいうとおり」。もう何が何だか(笑)


最高のパフォーマンスだった。


初めて訪れた地であり、彼らのホームでは無い場所だったけれど、
その場でオーディエンスを持っていったパフォーマンスは、
今からずっと昔、初めて髭を見たときのライブとよく似ていたと思う。

微動だにしないオーディエンス達をあざ笑うかのように、
かましてくれた、あのにくたらしさというか。


彼らは小さいハコがよく似合う。


お陰で、俺がこの1年で一番アがった出来事にノミネートされたぜ!
とても良いライブだった。また良いライブを見せてくれることを期待しております!以上簡単な感想でした!